パパママこども歯科では「永久歯を抜かないで並べる」ということを大前提に矯正治療を行っています。
確かに永久歯を上下左右1本ずつ合計4本抜いて並べる矯正治療は学問上確立されております。しかし、成長期にある子供たちは顎をしっかり成長させることによってきれいに歯を並べることもできるのです。
私たちはできる限り健康な永久歯を抜きたくはありません。虫歯のない健康な永久歯がきれいに並んでいるお口になってもらいたい、そう願ってやみません。
成長期に治療を行うことで、歯並びだけでなく、きれいなお顔作りをしていきたいと考えています。むしろこれが一番大切かもしれません。
矯正治療を受ければ、大人になってからも歯並びを良くすることはできます。しかし矯正で歯を動かしてもお顔の形は大きくは変わりません。
私自身ご覧の通り顎が出ている顔つきをしています。自分の顔に強いコンプレックスを感じているときもありました。
そういう経験から歯並びだけではなく、きれいなお顔作りをしてあげたいと心から思うのです。
矯正治療によってしゃくれた顔が改善しました。上唇がめくれあがって開いていたお口が、口角が広がった素敵な笑顔の出るお口になりました。
そんな患者さんの声を聞けることが、私たちの一番の喜びです。
モノを飲み込む時は写真のように舌が上あごにしっかりと吸いつくことが理想です。
唾を飲むことを含めると、この動きを一日に2000回以上やります。
この舌の動きで上あごが前に横に成長していくのです。この舌の動きの力が弱いと上あごが理想的に成長せずその結果色々な問題が生じます。
舌(べろ)について私達は、ついその役割や力を過小評価してしまいます。舌(べろ)は実は筋肉のかたまりで、お口の中でかなりの部分を占めています。
次の解剖の図を見ると、 その大きさがよく理解できると思います。
矯正治療はとにかく上顎を大きく成長させて、広くなった上顎の中で正しく舌が運動できるようにすることです。 お口の成長を決める主役は舌(べろ)なのです。ご主人様は舌(べろ)で、お口はご主人様の家だと考えることができます。 つまり、家を大きく改築して、ご主人様に元気いっぱい動いてもらうということです。そのために以下のような治療を行います。 年齢、症状によって治療法の選択は様々です。
舌の動きをよくするために筋機能訓練を行います。色々なメニューが用意されていて、正しい動き、筋力をつけることが目的です。矯正治療の基礎となります。 舌が正しく動かないと正しい成長は望めません。ご主人様自身が元気にならないと、正しい家つくりはできないということです。
お口の中の舌の位置は、姿勢に大きく左右されます。正しい姿勢での食事、座り方などをしっかり指導します。 また、食べ物の量、種類、によっても舌の動きは変わります。正しい食事の方法も指導します。 矯正治療の基礎となります。
前歯4本が永久歯、残りが乳歯の時期に始める治療です。だいたい2年生くらいで始めて、1年間位で装置がはずれるようなところまで治します。
その後は永久歯が生えそろうまで経過観察です。1期治療のみで矯正が終了することを目指します。
全ての歯が永久歯になってからの治療です。 早くて中学一年生くらいから始め、3年間位で装置がはずれるのが通常です。